小さな会社だからできる、地域との向き合い方
こんにちは。
株式会社Office Nutrie代表の石田美枝です。
ホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
この「社長のひとりごと」では、日々の仕事や地域での活動を通して感じたこと、会社として大切にしている想いを、肩の力を抜いて綴っていきたいと思います。
記念すべき第1回は、「小さな会社だからできる、地域との向き合い方」についてです。
会社を立ち上げてから、食に関する地域の課題が以前よりも私の耳に届くようになりました。
それは偶然ではなく、私自身が「食」を通して地域に貢献したいという旗を掲げ、その想いを発信し続けてきたからなのだと思います。
だからこそ、家族の健康診断の結果についての相談や、学校給食のこと、在宅介護での食事、退院後の食生活、企業での衛生管理や食物アレルギーへの対応、さらには農業に関することまで、本当にさまざまなお話をいただくようになりました。
改めて感じるのは、「食」は特別なものではなく、毎日の暮らしそのものだということです。
だから、一つの課題を考え始めると、その先には家族、地域、企業、医療、行政など、多くの人や仕組みがつながっています。
私は、管理栄養士という仕事は、家庭でいう「家族全体を見渡す役割」に少し似ていると思っています。
誰か一人だけではなく、家族みんなの健康を考え、それぞれの生活リズムや予定に合わせて食事を考える。
「今日は帰りが遅いから、このメニューにしよう。」
「最近忙しそうだから、少し栄養を意識してみよう。」
そんなふうに、一人ひとりの暮らしを見ながら支えていく存在です。
だから私も、地域の中でできるだけ多くの方と関わりたいと思っています。
顔が見えれば見えるほど、その人らしい暮らしが見えてきます。
そして、暮らしが見えてくると、本当に必要な支援も見えてくるのです。
「地域活動をすると仕事につながるんですか?」
そんな質問をいただくことがあります。
正直に言うと、私は地域活動を仕事につなげようと思って参加しているわけではありません。
むしろ、地域と向き合う接点は、地域活動の中にしかないような気がしています。
何気ない会話の中で聞こえてくる困りごと。
アンケートには表れない本音。
そして、「こんなことに困っていたんだ」という小さな気づき。
私にとって地域活動は、そうした声に出会える大切な時間です。
少し経営者らしく表現するなら、「リアルな市場調査」なのかもしれません。
でも、その目的は商品を売ることではありません。
本当に必要とされていることを知り、より良い形でお役に立つための学びの場なのです。
私は以前、公務員として働いていました。
その頃からずっと感じていたことがあります。
市民のために、本当に一生懸命働いている職員の方がたくさんいるということです。
子どもたちの未来を考え、地域全体を見つめながら、目の前の課題に真摯に向き合っている姿を何度も見てきました。
その一方で、公務員だからこそ自由に発信できないことや、制度上どうしても時間がかかってしまう場面もあります。
そのもどかしさも感じてきました。
だから今の私は、行政の外側にいます。
行政だからできること。
民間だからできること。
それぞれに役割があります。
もし私たちが地域で見えてきた声を伝えたり、新しいアイデアを提案したりすることで、行政の皆さんが進めたい取り組みを後押しできるとしたら。
私は、それは「外からパスを出す役割」なのだと思っています。
パスを受け取る人がいて、ゴールを決める人がいる。
一人ではできないことも、立場の違う人たちがつながることで形になっていく。
そんな地域でありたいと願っています。
Office Nutrieは、まだまだ小さな会社です。
でも、小さな会社だからこそできることがあります。
初動の速さ。
現場で積み重ねてきた経験。
そして、一人ひとりの顔が見える距離で、一緒に考えられること。
これからも地域の皆さんとのご縁を大切にしながら、「食を通して幸せをつくる」という理念を、一つひとつの活動で形にしていきたいと思います。
このブログでは、そんな日々の気づきや挑戦を、これからも少しずつお伝えしていきます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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筆者
管理栄養士 石田美枝
株式会社Office Nutrie 代表
健康経営支援、食環境づくり、栄養相談などを通して
「食を通じて幸せをつくる」活動を行っています。
